プロフィール

有限会社マインドビジョン

代表 楳林康子(うめばやし やすこ)
設立 1995年10月
所在地 〒235-0021 神奈川県横浜市磯子区岡村2丁目
TEL 045-753-3526
FAX 045-753-3323

プロフィール 楳林康子
1953年、横浜生まれ。
横浜市立大学国際関係学科卒。一人息子を白血病で亡くし、その喪失体験を機に心理学を学び始め、米国でビジョン心理学のトレーナーコースを終了。自分を癒しつつ、さまざまな心理療法を学び、心の理解とケアに取り組んできた。夫婦で20年近く、毎月心を癒すワークショップを主催、特に家族関係の土台となる夫婦のつながりを大切にセミナーをリードしてきた。2010年に夫をがんで亡くし、現在は、マインドビジョンの代表として、毎月のグループワークと勉強会を継続しつつ、公的機関で思春期児童の心のケアと自立支援にも携わっている。
(産業カウンセラー、心理相談員、GCC認定グリーフカウンセラー等の資格を持つ)



詳細プロフィール(私の個人史)

私のこれまでを振り返ると、5才の時に母が難病にかかり、肢体不自由で介護を要する状態が20年続きました。小学生の頃から兄弟と共に母の介護や家事を手伝い、どうにか優等生を通して大学卒業後、就職した経済研究所で新聞記者の夫と出会い結婚、外国生活も体験し、子どもにも恵まれて楽しい新婚時代でした。

しかし、結婚生活で思いもせずに辛い体験となったのは、一人息子が4歳で治療の難しい白血病になったことです。2年間ほとんど在宅で子供の闘病に全てを注いで寄り添いましたが、力尽きた時は私も夫も抜け殻同然でした。子どもは肉体を失っても私たちの中に生き続けている実感はあったのですが、母親というアイデンティティを失った私と、仕事の意味を見失った夫は深い喪失感を癒しながら、それぞれの人生と二人の関係性を見直すためにビジョン心理学を学び、催眠療法、プロセス指向心理学やゲシュタルト療法など様々な優れた心理療法に出会いました。

心理療法のトレーニングを続けながら、放送大学で心理学を新たに履修し学位を取った後50歳を過ぎて、心の癒しと成長をライフワークにしようと決心し、それまでの会社勤めを辞めて公的機関の心理療法士の仕事に就きました。成育過程で、虐待を受けていたり、親や家族を失い、居場所も定まらず、大人への信頼感を持てないでいる子供たちに日々出会い、現在も関わり続けています。

その間、わが子の闘病生活以来、同志のように一緒に悩み、生活も仕事も共にして、30年間連れ添った夫ががんになりました。本人の意思で医学的な治療はせず、カウンセリングや心理のグループワークなど好きな仕事だけに専念して、家庭で2年間穏やかに思いのままに生活し、2010年の11月に他界しました。二人でパートナーシップを大切に、精神的に深く関わって共に積み重ねてきた時間があるせいか、現実に生活を共にできないさみしさはありますが、喪失感は少なく、心穏やかに生きていられる私がいます。

喪失とは、単に大切な人を失うことだけでなく、仕事や健康、財産や名誉、人間関係でのつながりや慣れ親しんだ環境(心の故郷)を失うことも含まれます。大きな喪失の悲しみを実際に体験して、その喪失を癒すことを出発点に、心理学を学びながら、より豊かな生き方を探し求めてきた私ですが、もし喪失の痛みの中で出口を探している方がいたら、未来に一歩を踏み出すために、心に寄り添っていきたいと思います。また、パートナーシップや家族のつながりを育て、人間関係でも仕事でもより自分らしく、のびやかに生きたい方を気づきと癒しを通して応援します。

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